■買取/リサイクル商品名
PIONEER EXCLUSIVE DATデッキ D-80
各部を独立させたミッドシップマウントメカニズムを採用することで相互干渉を低減したリファレンスDATデッキ。
オーディオ系基板とデジタル系基板を左右に分離し、さらにメカニズム部を中央に配置することにより、各ユニットの分離を明確にしています。また、電源トランスもオーディオ系とデジタル系に独立してエネルギーを供給するツイントランスを採用しています。
これにより、電源供給からレイアウトまで各ユニットの独立を確保し、各回路間の相互干渉を低減しています。
A/D側、D/A側とも1ビット方式コンバーターを採用しており、抵抗器の誤差による変換誤差の発生といった問題が無く、非直線歪やゼロクロス歪の発生が原理的にありません。
また、D/Aコンバーターには256fsという高いオーバーサンプリングで動作し、より細かく滑らかな出力が得られる、オリジナル開発のハイスピード・パルスフローD/Aコンバーターをツイン搭載しています。
1ビット方式で重要なシステムクロックのゆれを排除するため、信号処理部とオーディオ部のそれぞれに専用のクロックを搭載しています。さらに、信号処理部からオーディオ部に伝送されるデータと伝送クロックをオーディオ部の専用クロックで取り込むクロックジッターサプレッサー回路と、リチウムタンタレート発振子を組み合せたクリーンクロックII回路を新開発し、高音質化を図っています。
ヘッドには高出力ATヘッドを搭載しています。
このヘッドは、パイオニアの精密技術によって、トラックのトレース方向に対して20μmの均一なトラック加工を施した(All Track)構造を採用しており、さらに耐摩耗性を向上させるため、ガラスをヘッド両側に溶着し、ギャップには特殊なポリシング加工を施す事で、安定したテープタッチを実現しています。
また、再生出力レベルを2~6dB高くすることによりエラーレートの少ない信号読取りを可能にしています。
メカニズム部には、高剛性フラットシャーシの採用や、振動源に防振効果の高い樹脂系の部材を使用する事で振動を低減しています。
また、特殊ゴムでカセットハーフを上下から挟み、さらに左右からも樹脂で挟んでカセットを固定するカセットスタビライザー構造を採用することで、振動を吸収しています。
ソースのプログラム時間や各曲の演奏時間などの情報をソースの最初の位置に記録し、CD感覚でソースが楽しめるTOC(Table of contents)機能を搭載しています。
この機能により、ソースのトータル曲数とトータル時間、各曲の演奏時間、各曲の開始時間、記録部分の残量時間など、ソースの管理などが可能です。
また、TOC情報の記録は、エンドIDを記録した後に、TOCリナンバーを行うだけなため、このTOC機能を利用することで様々な操作が可能です。
テープの最初に記録されたTOC情報を活用したAIサーチ機能を搭載しており、最速時で約300倍(LP時は約600 倍)の速度でサーチが可能です。また、TOC情報が記録されていないテープでも、テープを走行させることでプログラムナンバーを読取り、その位置をマイコンが記憶し、TOC情報によるサーチと同様の高速サーチが可能です。
フェードイン、フェードアウトがデジタル入力録音時、アナログ入力録音時、再生時ともに機能するデジタルフェーダーを搭載しています。
さらに再生時のオペレーション機能として、TOC情報をもとにランダムに選曲して再生するランダムプレイ、タイムスキップ、ワンポイントメモリー、ファインキュー/レビューなどの機能を搭載しています。
最長4時間(120分テープ使用時)の連続録音/再生が可能なLPモードを搭載しています。
A/D変換した録音レベルをそのまま表示するデジタルメーターを搭載しており、正確なレベル管理が可能です。
底面パネルに2mm厚の高剛性シャーシを採用し、さらに、大型インシュレーターによる振動吸収や、フロントパネル周辺の微振動を抑えるため防振ゴムを併用したパネルスタビライザーの採用など、防振対策が施されています。
高音質パーツを厳選して採用することで高品質化を図っています。
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